韓国旅行と食物アレルギー:知っておきたいことまとめ(2026)

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食物アレルギーがあっても韓国旅行を楽しむために。韓国で表示が義務の19品目、ごま油・アミの塩辛・煮干しだしなど見えないアレルゲン、お店で伝える韓国語、ピーナッツ・ナッツアレルギーの注意点、ソウルで安心して食事をするコツ。

韓国旅行と食物アレルギー:知っておきたいことまとめ(2026)

韓国料理はおいしい反面、食物アレルギーがある人にとっては油断できません。ナムルや和え物の仕上げにはほぼ必ずごま油、キムチにはアミの塩辛や魚醤、あっさり見えるスープも煮干しやえびでだしを取っていることが多く、どれも料理を見ただけではわかりません。

この記事では、韓国で表示が義務づけられているアレルゲン、それが隠れている料理、お店での伝え方、ソウルで食事をするときのコツをまとめました。

韓国で表示が義務の19品目

韓国では、包装食品に 19品目のアレルゲンの表示が義務づけられています。

#アレルゲン韓国語
1卵類난류
2牛乳우유
3そば메밀
4ピーナッツ땅콩
5大豆대두
6小麦밀
7さば고등어
8かに게
9えび새우
10豚肉돼지고기
11もも복숭아
12トマト토마토
13亜硫酸塩아황산류
14くるみ호두
15鶏肉닭고기
16牛肉쇠고기
17いか오징어
18貝類(かき・あわび・ムール貝を含む)조개류 (굴·전복·홍합 포함)
19松の実잣

日本の特定原材料(9品目)と比べると、豚肉、もも、トマト、さばなども含まれ、範囲が広めです。旅行中によく出会うのは、大豆、小麦、えび、かに。そして、このリストに入っていないごまです。

ごまは表示義務の対象外ですが、韓国料理ではごま油がほぼ毎食使われます。包装食品でも表示されないことがあるので、カードには必ずごまを入れておきましょう。

見落としやすい5つのアレルゲン

1. ごま油(참기름)

韓国料理でいちばん身近な「見えないアレルゲン」です。炒め油というより、仕上げにかける調味料として、ビビンバ、チャプチェ、ナムル、丼もの、パンチャンの多くに使われます。「ごまは入っていません」と言われても、いりごまのことで、ごま油は使っている場合があるので、はっきり聞きましょう。

2. テンジャン(된장)

テンジャンは韓国の大豆みそで、テンジャンチゲは韓国でいちばん身近な家庭料理です。肉の漬けだれやつけだれにも使われます。原料は大豆で、市販品には小麦を含むものも多くあります。

3. 海鮮だし(해물 육수)

肉料理や野菜料理に見えても、だしは海鮮ということがよくあります。キムチにはアミの塩辛(새우젓)やカタクチイワシの魚醤(멸치액젓)、テンジャンチゲ、わかめスープ(미역국)、スンドゥブチゲには煮干しや干しえびのだしがよく使われます。

4. えごま(깻잎 / 들깨)

えごまの葉(깻잎)は焼肉を包んだり、おかずにしたりする定番。えごまの実を粉にしたもの(들깨가루)は、カムジャタンなどのスープに入れられます。えごまとごまは別の植物ですが、英語ではえごまの葉を「sesame leaf」と呼ぶことがあり紛らわしく、えごまの実にアレルギーがある人もいます。ごまや種実類に反応する方は、들깨 もあわせて確認しましょう。

5. コチュジャンと醤油(고추장 / 간장)

韓国の基本の調味料二つにも、アレルゲンが含まれます。コチュジャンはもち米が主原料ですが、小麦を使った市販品も多く、トッポッキやビビンバのたれ、さまざまな漬けだれに使われます。醤油は大豆と小麦から作られ、ほとんどのたれに入っています。

アレルゲンが隠れている韓国料理10品

料理隠れやすいアレルゲン
キムチ(김치)アミの塩辛、魚醤(甲殻類・魚)、小麦を含むことも
ビビンバ(비빔밥)ごま油、コチュジャンの小麦
テンジャンチゲ(된장찌개)大豆、小麦、煮干しだし
トッポッキ(떡볶이)コチュジャンの小麦、魚の練り物(魚、甲殻類を含むことも)
焼肉(삼겹살 / 갈비)漬けだれやつけだれのごま油・醤油(大豆・小麦)、網の使い回し
チャプチェ(잡채)春雨自体はグルテンフリーだが、ごま油と醤油(大豆・小麦)で味つけ
チヂミ(파전)小麦粉と卵の生地。海鮮チヂミはえび・いか・貝入り
スンドゥブチゲ(순두부찌개)豆腐(大豆)、煮干しだし。海鮮入りは貝やえびも
キンパ(김밥)ごま油で味つけしたご飯、卵、かにかま(かにエキス入りのことも)
パンチャン(반찬)一皿ごとに違うが、ほとんどにごま油、魚介の塩辛も多い

特に注意したいのはパンチャンです。おかわり自由の共用の小皿で、お店の方が一品ずつアレルゲンを説明してくれることはまずありません。手をつける前に確認しましょう。

韓国のお店でアレルギーを伝えるには

覚えておきたい韓国語

最初の一言:

저는 식품 알레르기가 있어요.(チョヌン シクプム アルレルギガ イッソヨ。食物アレルギーがあります。)

特定のアレルゲンが入っているか聞く:

이 음식에 [アレルゲン]이/가 들어 있나요?(この料理に[アレルゲン]は入っていますか?)

アレルゲンの韓国語:

  • ごま油:참기름(チャムギルム)
  • ごま:깨(ッケ)
  • えび:새우(セウ)
  • ピーナッツ:땅콩(ッタンコン)
  • 小麦 / グルテン:밀 / 글루텐(ミル / グルルテン)
  • 大豆:대두(テドゥ)
  • 卵:달걀(タルギャル)

交差接触もだめなとき:

교차 오염도 안 됩니다.(交差接触も避けてください。)

重いアレルギーのとき:

아나필락시스가 올 수 있어서 매우 심각합니다.(アナフィラキシーを起こすおそれがあり、とても危険です。)

話すより、書いて見せるほうが確実

韓国の飲食店では、注文を受ける人と料理を作る人が別で、厨房も奥にあることがほとんどです。ホールの方が理解しても、厨房に正確に伝わるとは限りません。韓国語のアレルギーカードなら、そのまま厨房に持って行ってもらえます。

韓国のお店の方は、事情がわかれば親身に対応してくれることが多いです。むずかしいのは伝え方の細かさで、「魚介アレルギーです」だけでは、キムチのアミの塩辛やだしの煮干し、トッポッキの練り物まで思い至らないことがあります。

ピーナッツ・ナッツアレルギーの注意点

韓国料理では、ピーナッツ油を炒め油として使うことはあまりありません。ピーナッツに出会いやすいのは次のような場面です。

  • ビビン麺(비빔국수)などのたれや、つけだれ
  • かき氷(빙수)のトッピングの砕いたピーナッツ
  • 包装されたお菓子(ピーナッツ入り、またはピーナッツを扱う工場で製造)

木の実では、くるみと松の実がどちらも表示義務の対象です。松の実はおかゆ(잣죽)やシッケ(식혜)、伝統菓子に、くるみはお餅やお菓子によく使われます。

ソウルで安心して食事をするコツ

焼肉店: 肉が来る前に、新しい網に替えてもらいましょう。前のお客さんの焦げが残っていることがあり、たいていのお店は快く替えてくれます。

パンチャン: 手をつける前に「이게 뭐예요?」(イゲ ムォエヨ?=これは何ですか?)と聞いてから、カードを見せましょう。

コンビニ(편의점): GS25、CU、セブン-イレブン、emart24 の包装食品には、原材料表示の近くに「알레르기 유발물질」の欄があり、含まれるアレルゲンが書かれています。

市場(시장): ソウルの広蔵市場や釜山のチャガルチ市場のような屋台は、調理器具を共用し、英語や日本語も通じにくいので、アレルギーへの対応は難しめです。重いアレルギーがある方は、厨房が見える食堂やレストランを選ぶと安心です。

翻訳アプリ: カメラ翻訳は原材料表示を読むのに便利ですが、あくまで補助です。カードの代わりにはなりません。

事前予約: コース料理や韓定食のお店なら、予約のときにカードの画像を送っておくと、しっかり準備してもらえることが多いです。

緊急時: 韓国の救急番号は 119 です。

よくある質問

韓国の飲食店にはアレルギー表示がありますか?

基本的にありません。韓国の表示義務は包装食品が対象で、飲食店の料理は対象外です。自分で確認するか、アレルギーカードを見せましょう。

キムチには必ず魚介類が入っていますか?

一般的なキムチには、アミの塩辛か魚醤が入っています。魚介を使わないキムチもありますが、頼まないと出てきません。

ごまアレルギーでも韓国料理は食べられますか?

ごま油がとても広く使われているので、簡単ではありません。注文前にカードを見せて、ごま油とごまを使わないようお願いし、パンチャンやつけだれも確認しましょう。味つけしていない焼肉、白いご飯、だしを確認したスープなどは比較的管理しやすいです。

韓国の救急番号は?

119 です。

韓国語アレルギーカードを作る

韓国でいちばん頼りになるのは、日本語と韓国語を並べた韓国語アレルギーカード(알레르기 카드)です。アレルゲンを韓国語で書き、交差接触も避けてほしいことを伝え、たれや油、漬けだれ、トッピングまで確認してもらうようお願いします。ごま油やアミの塩辛、煮干しだしが隠れているのは、まさにそこです。

韓国語アレルギーカードを作る:アレルゲンを選んで無料でプレビューし、出発前に PNG か PDF をダウンロードしてスマホに保存、念のため1枚印刷しておきましょう。

韓国のおいしいものは、きちんと準備すれば楽しめます。カードと、いくつかの韓国語があれば、焼肉店でも市場でも、ぐっと安心して食事ができます。

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